METARの解析と読み方(2)

提示飛行場実況気象通報式(METAR)解析の2回目です。


通報形式を以下に記載します。アルファベットが羅列していますが、これは後ほどそれぞれ詳細を説明いたします。

METAR
又は  COR CCCC YYGGggZ NIL dddffGfmfmKT dndndnVdxdxdx 続く・・
SPECI

今回はここまで解析してみましょう。

「METAR」と「SPECI」

この部分は、気象通報式の種類を表します。

定時飛行場実況気象通報式の場合は「METAR」、特別飛行場実況気象通報式の場合は「SPECI」がそれぞれ使用されます。

METARは名前が示すように、「定時」に報じられます。ようは12時とか14時とかですね。

実際の観測は、定時前の10分間に行い、変化傾向が有る場合は、10分間のうち前5分間と後ろ5分間を比較して、その変化傾向を観測します。

SPECIは特別と名前が付いていますので、定時以外に観測した場合に報じられます。

特別観測をする基準は細かく決められており、例えば視程が1600mを境に変化した場合や、風向風速の急激な変化等がある場合に行われます。

「COR」と「NIL」

これらは、「識別後」と呼ばれています。

通常通り報じたけど、間違いが合った場合や記載に抜けがあった場合に使用します。

修正報は「COR」、欠測報は「NIL」が使用されます。

CCCC群:地点略号

ICAO国際4文字地点略号によって、観測地点を示します。

YYGGggZ群:観測日時

観測日時の日付(YY)および時(GG)分(gg)を記載し、最後に「Z」を付けます。

記載時刻は世界標準時ですので注意が必要です。※Zは世界標準時を表します。

例えば、「010000Z」の場合は、日本標準時間にすると、「1日09:00」になります。単純に9時間足せば日本標準時間になります。

では、「012300Z」はどうでしょうか。これは、「1日31:00」となりますので、「2日07:00」を表します。

dddffGfmfmKT dndndnVdxdxdx群:風

観測時前10分間の平均風向(ddd)および風速(ff)を報じます。KTは、knot(ノット)の固定された符号です。

風向は、真方位(北極点を0度とする方位)で10度単位で表します。風向が100度未満の場合は、頭に0を付けますので、例えば90度からであれば、「090」と表記します。

風速は、ノットで記載しますが、これも10ノット未満は頭に0をつけます。

風向が定まらず、平均風速が3ノット未満の場合は、dddの所を「VRB(バリアブル)」と報じますが、風速が3ノットを超える場合は、風向の変動幅が180度を超える場合のみ、VRBを使用します。

※ この場合の風向変動は、1度単位で測定し比較します。

平均風速が3ノット以上で、観測時間の間に60度以上180度未満の風向変動がある場合は、dndndnVdxdxdxで報じます。V符号を挟んで、風向の変動をdndndn度からdxdxd度という形で報じます。

全く風がない場合を、「静穏」と言いますが、この場合は「00000KT」と報じます。一般的に「CARM(カーム)」という言葉を使用します。

観測時前10分間に、平均風速を10ノット以上上回る最大瞬間風速があった場合は、Gfmfmで報じます。

Gは突風(Gust)を示す符号で、最大瞬間風速fmfm(ガスト:fmfmノット)と報じます。

滅多にありませんが、風速が100ノットを超えるような場合は、風速を「P99」と報じます。これは、「プラス99ノット」の意味で、100ノット以上風が吹いているという表現になります。


さて、METARの第2回はいかがでしたか?

特に風の群は、観測結果によって報じられたり省略されたりする部分ですので、解析には時間がかかるかもしれません。

風の強い日は、色々変わった通報がありますので、是非METARを見てみてくださいね。

METARの解析と読み方①

METARの解析と読み方②

METARの解析と読み方③

METARの解析と読み方④

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