僕は今年高3で、進路について悩んでいます

空飛ぶたぬきのTwitterに、DMで質問が届きました。

高校3年生で進路に迷っているとのことですが、こういった悩みを持つ人は多いと思っています。

一度きりの人生だし、自分のやりたいことはあるけど、両親や周りの人の意見もあって。。

今回は、DMでいただいた質問について答えてみようと思います。


いただいたご質問

突然すみません。 いつもツイートや動画拝見させていただいています!

ご相談があってDMを送らせていただきました。お時間があって気が向いたらでいいので、お返事いただけたら幸いです。

僕は今年高3で、進路について悩んでいます。

航空系の仕事に就きたいという目標があって、その中でも、戦闘機に乗って日本を守りたいという思いが強いです。

両親とも自衛隊が嫌いなわけではなく、むしろ空自の航空祭や海自のイージス艦公開など進んで連れていってくれるほどなのですが、自分の息子が自衛官になる、というのは頷けないらしく、一般大学にいって企業に就職することを勧めてきます。

航空に関わる仕事なら最終的にはなんでもいい、という僕の考えが一因であるのかも知れませんが、両親としては海外への派遣が心配、定年がはやいので退職後が心配と思っているようです。

これからの進路選択などについてアドバイスをいただけないでしょうか。

空自で戦闘機乗りになって、航空学生からパイロットになってよかった、悪かったとおもったことなども教えていただければうれしいです。

突然のお願いと長文すみません。

原文まま


航空系の仕事としての自衛官

まず、ご質問いただきありがとうございます。

「航空系の仕事をしたい。そしてその一環として、自衛隊で戦闘機乗りとして生きていきたい。」

自らの夢を仕事にしたいと考えることは、とても素晴らしい事だと思います。

質問者さんは、「戦闘機に乗って日本を守る。」と書いてありますので、戦闘機操縦者を目指しているのでしょう。

では、ここで単純に「航空系の仕事としての自衛官」という選択についてお話してみます。

最も大きな違い

これは、自衛官ですから、「一度事があれば、個人の意思とは無関係に戦闘行為が行われている場所へ行かなければならない。」ことが挙げられます。

エアラインや使用事業、運送事業の操縦士や、趣味で飛行しているパイロットにはそのような強制事項はありません。

そして、何より「自分の生命が危険にさらされる」ことにあると思います。

パイロットという仕事は、否応なしに生命の危険にさらされることがあります。

1つ間違えれば、また天象気象や機材不具合によっては、生命の危険に直結する仕事です。

そういった意味では、「危ない仕事」なのかもしれません。

しかしながら、空飛ぶたぬきはすでに20年以上、飛行時間で4500時間以上の無事故・無違反でフライトをしています。

「危険は予知して、回避出来る。」ことが私の信条ですが、自衛官として・・と考えると、自分の力だけではどうしようもない瞬間が必ずあります。

その瞬間が、いつ、誰に訪れるかは全くわかりません。

そういった意味では、自衛隊の操縦士という選択は、(自らの生命が)極めて不安定なものだと言えます。

社会通念上はどうか

望むことではありませんし、結果的にそうなっているというのが実情だと思いますが、今現在、自衛官という仕事は人気があります。

ここしばらくの災害派遣や、国際社会における日本の不安定さなどが後押しする形となっています。

そういった意味では、社会的に認められている仕事なのかもしれません。

しかし、これは一過性だと思っています。

昔の話で有名ですが、「自衛官がもてはやされる日というのは、国家が危機に瀕しているとき」というものがあります。

言い換えると、「危機に瀕していない」時であれば、自衛官は「無用の長物」であり、疎まれる存在です。

昔話で申し訳ないのですが、私が入隊した頃は、「自衛隊はホモかバカが行くところ。」でした。

進路相談では先生に呆れられ、それ以降の進路相談もされず、クラスではホモ扱いされましたね。

今は、大丈夫かもしれません。

でも、人気が無くなる。疎まれる存在になるかもしれないことは、知っておいた方が良いと思っています。

経済的には

戦闘機のパイロットという職種であれば、恐らくよほどの贅沢をしない限り大丈夫でしょう。

民間のエアラインよりは、多少少ないかもしれませんが、それでもエアラインの副機長(コパイ)さんより収入は上になります。

※ パイロットになり、階級で3等空佐以上になった場合

また、訓練課程中の学生さんでも、きちんと給与は支払われます。

航空学生の場合ですが、2年間の基礎課程が修了後、フライト・コースの入れば、フライトペイ(飛行手当)もつきますので、同級生よりも頭2つくらい上の収入を得ることになります。

しかも、使うところがありません(訓練と勉強で外出する時間がない。)ので、貯金はできますね。

定年が早い

定年が早い。というのがネックのようですが、あまり問題にはなりません。

自衛隊には、定年後の仕事の世話を専門に行っている部署(援護)があります。

定年の数年前からコンサルティングを受け、色々な会社を紹介してくれます。

「自衛官=勤勉で真面目」と思われているところもあり、再就職はほぼ100%という状態のようです。

そういった意味では、50代中程(階級によって異なる。)で退職しても、再就職は心配ないと思っています。


大学に進んで一般会社に就職

これも、素晴らしい事だと思っています。

私は勉強できませんでしたし、何より父親を見てサラリーマン(普通の会社)はできないと常に思っていました。

勤勉でもなく、継続する力も無く、基礎能力も低いし・・と。

でもその割には、職人のような生き方には憧れていました。

普通に大学に進み、一般の会社に就職することも素晴らしい事だと思っています。

ただ、少し気になるのは・・

  • 「将来やりたい仕事に関連した大学をチョイスできるのか。」
  • 「一般会社って何の会社なのか。」

この2つです。

将来やりたい事が決まっている。または行きたい会社が決まっている。

ようは、「将来を決めている。」のであれば、大学進学はとても意味のあることだと思います。

でも、そんなすぐには決められない。まだやりたいことが見つかっていない。こともあるでしょう。

そんな場合でも、「まず、大学へ進学して、やりたいことを見つける。」

つまり、人生選択の準備(選択)期間として利用するのも良いかもしれません。


さて・・・

色々書いてみましたが、空飛ぶたぬきの結論はいつもながら同じです。

「自分のやりたいことをやる!」

ですね。

今は、高校生ということでイメージが湧かないかもしれません。

  • いつか親元からは離れて1人で生きていく必要があります。
  • 好きな人が出来たら、デートもしたいでしょう。
  • 車を買って、ドライブしてみたいかもしれません。
  • 結婚して、好きな奥さんと子供を養う必要がでてくるかも。

非常に汚い話ではありますが、上記は「収入」ないとできません。

それは、自分の仕事の対価としてしか得ることができません。

その時に、「やりたいことをやる。」のか「やりたくないことをやる。」のか。

この違いは、人生の豊かさの違いでもあると思っています。

大変ですよ。好きなことをやり続けるのは・・・・・。

(本当に死にそうになることもあります。色んな意味で。)

でも、嫌なことをやっても、もともと辛い訳ですから、好きなことをして辛いのは我慢できるのではないでしょうか。


あとがき

いつも通り的なお話になってすみません。

ただ、若い人はそれだけで可能性の塊だと、空飛ぶたぬきは思っています。

(あと10年若ければ・・などと「じーちゃん」のようなことを考えることがあります。)

ご両親は微妙な反応とのことですが、一度自分の思っていることをきちんと話してはいかがでしょうか。

その時に、「きちんと理論立てて、自分の願望を話す事」が出来れば、説得もできます。

親御さんは分かってくれない。と嘆く(怒る)人もいるようですが、それは、理論的に破綻しているからです。

未確定な要素や、今は分からないこともあるかもしれません。それでも、大人として、自分の将来をしっかりと見据えて、きちんと話をして下さい。

「自分以外、自分の人生の責任をとってくれる人はいない。」

だからこそ、「自分の未来について、明確に話ができること。」は大切なんです。

自分の将来(夢)を話して、周りを説得できないような人が、その夢を実現させることは絶対にできない。

空飛ぶたぬきはそんな感じに思っています。

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